Information

多人数同時測定技術の進展について

           

2022.08.26

多人数の同時測定が可能なリアルタイム画像解析技術

当社は従前より以下の様な技術を独自開発しております。

・非接触で様々な生体情報を測定する技術(脈拍、酸素飽和度他)
・ネットワークカメラ内でも高フレームレートにて動作可能なエッジAI対応型の人物検知・追跡・照合技術

当社独自の様々な技術を組み合わせることで生体情報のリアルタイム画像解析を可能にしています。
更にこの非接触測定技術は、一人だけでなく同時に多人数の測定が可能なレベルまで進化させています。

4人同時脈拍測定の様子

こちらは、当社の生体情報解析システムにて非接触で約2~3mの距離で4人同時に脈拍を測定している様子です。カメラ映像を基に人物を認識・追跡し、超高速リアルタイム画像解析により微細な動きを捕捉・分析しています。

(画像ではマスク・眼鏡を着用した状態で人物検知・追跡をしています)

脈拍の測定はあくまで一例ですが、この追跡技術は以下の画像の様に、当社の検温システム「Smart Face Thermo®」でも使用されています。

複数人同時検温の様子

なぜ多人数同時解析なのか?

バイタルサイン等の生体情報は複数を組み合わせることでその価値を向上させます。
従来、医療現場においては、様々な測定機器や血液検査などを用いて生体情報を取得しスクリーニングや検査が行われておりますが、いくつもの生体情報を一つのシステムでリアルタイムに同時多重に多人数を解析することで、新型ウイルスなどのまん延防止や診療前の検査時間の短縮など、即時性・利便性など多くの点で使用者のメリットが生まれます。
このような観点を前提とした時に重要なのは、それら全てを超高速で処理する生体情報解析技術です。我々は絶え間ない研究開発によりこのような技術を確立させており、更に高度化させています。


当社は引き続き生命科学領域において今までにない技術を追求すべく、今後も研究開発を進めて参ります。